犬の防災グッズは、フード・水を少なくとも5日分、できれば7日分以上備え、薬、キャリー、リード、トイレ用品、身元確認情報を優先して準備するのが基本です。
さらに大切なのが、「同行避難できる=避難所で愛犬と同じ部屋にいられる」とは限らないこと。持ち物だけでなく、避難先のルール確認とキャリーに慣れる練習までセットで備えておきましょう。環境省も、十分な水や食料、常備薬を用意し、避難所・避難ルートを事前に確認するよう呼びかけています。
犬の防災グッズは何が必要?最初にそろえたい持ち物
犬の防災グッズを準備するときは、「便利そうな物」を片っ端から入れるのではなく、命と健康に関わる物から優先順位をつけることが大切です。
環境省が2026年6月に公表した「人とペットの災害対策ガイドライン」改訂案でも、避難先で使うペット用品を優先順位別に整理しています。現時点では改訂案の段階ですが、フードや水、療法食、薬、キャリー、予備の首輪・リード、ペットシーツなどを優先度の高い用品として挙げています。
まず確認したい物をまとめると、次のようになります。
- 普段食べているドッグフード
- 犬用の飲料水
- 療法食・常備薬
- フードボウル・給水用品
- キャリーケース・ケージ
- 首輪・ハーネス
- 伸びないタイプのリードと予備
- ペットシーツ
- 排泄物を処理する袋
- 迷子札・マイクロチップの登録情報
- 飼い主の連絡先
- 愛犬の写真
- ワクチン接種状況・既往症・投薬情報
- かかりつけ動物病院の情報
- タオル・ウェットタオル
- ビニール袋
- 愛犬が普段使っているおもちゃや毛布
- ガムテープや油性ペン
全部並べると、「こんなに用意するの?」と不安になりますよね。
でも、最初から完璧な防災バッグを作る必要はありません。まずは「食べる・飲む・治療する・移動する・つなぐ・排泄する・身元を確認する」の7つを押さえると整理しやすくなります。
フードと水は少なくとも5日分、できれば7日分以上
犬のフードと水は、防災用品の中でも特に優先したい備蓄です。
環境省が2026年6月に公表したガイドライン改訂案では、ペットフードと水について少なくとも5日分、できれば7日分以上と整理されています。
以前の記事で「3〜7日分」とされる情報を見かけることもありますが、これから準備するのであれば、私は公的資料に合わせてまず5日分、可能なら1週間以上をひとつの目安にするのが分かりやすいと考えています。
特に大切なのは、災害時だけ別のフードを用意するのではなく、できるだけ普段から食べている物を備蓄しておくことです。
知らない場所、聞き慣れない音、周囲の人や動物。避難生活だけでも犬には大きな環境変化になります。
そこで食事まで突然変わってしまうより、いつものフードを食べられるほうが負担を増やしにくいですよね。
おすすめなのは、普段食べるフードを少し多めに購入して、古い物から使い、使った分を買い足す方法です。
「防災用だから」と押し入れの奥にしまい込むより、日常の中で回しながら備蓄したほうが、賞味期限切れにも気づきやすくなります。
水と一緒に「飲ませる道具」も忘れずに
水だけ備蓄していても、避難先で飲ませる器がなければ困ることがあります。
折りたためるボウルや普段使っている小型の食器など、軽くて扱いやすい物をひとつ防災バッグに入れておきましょう。
元資料では、折りたたんで持ち運べるリッチェルの「マークタス ポータブルディッシュ」や、キャリーに取り付けられる容量240mLの「Nウォーターノズル キャリー用」などが例として紹介されていました。
ただし、防災では特定の商品を買うことより、愛犬がその道具から実際に水を飲めることのほうが重要です。
買った給水器を袋に入れたままにせず、散歩やお出かけで一度使ってみてくださいね。
持病のある犬は薬と療法食を最優先に
治療中の犬、高齢犬、療法食を食べている犬では、一般的な防災用品以上に薬と食事の確保が重要です。
災害が起きると、道路状況や停電、施設の被災などによって、いつもの動物病院をすぐ受診できない可能性があります。
薬そのものだけでなく、
- 薬の名前
- 1回の量
- 1日の服用回数
- 投薬時間
- 病名・既往症
- 療法食の商品情報
- かかりつけ動物病院
- 検査結果や健康状態
を紙とスマートフォンの両方に残しておくと安心です。
環境省の2026年の改訂案でも、ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬、検査結果、健康状態、かかりつけ動物病院などの情報が備えとして挙げられています。
飼い主さん本人がけがをして、家族や第三者が愛犬のお世話をする可能性もあります。
「私は分かっている」ではなく、誰が見ても分かる形にしておくことまで含めて防災だと私は考えています。
犬との同行避難とは?「避難所で同室」とは限らない
犬の防災で、持ち物と同じくらい早めに知っておいてほしいのが「同行避難」の意味です。
同行避難とは、災害時に飼い主がペットと一緒に安全な場所まで避難行動をすることであり、避難所で愛犬と同じ部屋にいられることを意味する言葉ではありません。
環境省の現行ガイドラインでもこの点は明確にされており、2026年に示された改訂案の用語整理でも、「同行避難」と「同伴避難」を区別しています。さらに、同伴避難であっても必ず同室になるわけではなく、飼養環境は避難施設によって異なるとされています。
これは初めて犬と防災を考える方ほど、ぜひ覚えておいてほしいポイントです。
「避難所まで犬を連れて行けるから大丈夫」と思っていたのに、現地で犬の飼養スペースが別だと知れば、飼い主さんも愛犬も戸惑ってしまいますよね。
ペットの受け入れ方法は自治体や避難所で異なる
環境省は、住んでいる地域の指定避難場所について、ペットとの同行避難が可能か、可能な場合にはどのような注意事項があるかを、あらかじめ自治体へ確認するよう案内しています。
平常時に確認しておきたいのは、
- ペットとの同行避難が可能か
- 犬の飼養場所は屋内か屋外か
- 飼い主と同室で過ごせるのか
- キャリーやケージが必要か
- 受付時に提示する情報はあるか
- 犬用品をどこまで持参する必要があるか
- 避難所以外の一時預け先を確保できるか
といった点です。
災害が起きてから調べようとしても、通信障害や混雑で情報を得にくくなることがあります。
防災バッグの横に、自治体の避難所情報や避難ルートを印刷して入れておくのも一つの方法ですよ。
避難所に行くことだけが避難ではない
災害時の状況は家庭ごとに違います。
自宅が安全な場合、行政からの情報や周囲の危険を確認したうえで自宅で過ごすケースもありますし、親族宅など別の安全な場所へ移動するケースも考えられます。
だからこそ、犬の防災では「○○避難所へ行く」という1本だけの計画ではなく、愛犬を連れて安全を確保できる複数の選択肢を家族で話し合っておくことが大切です。
環境省のガイドラインも、避難所や避難ルートを平常時から確認することを飼い主の備えとして位置づけています。
私はここが、単なる「防災グッズ紹介」で終わらせてはいけない部分だと感じます。
どれほど充実した防災バッグがあっても、どこへ逃げるのか分からなければ、実際の避難では迷ってしまうからです。
犬と避難するためにキャリー・リード・迷子対策を準備
犬と安全に避難するためには、キャリーやケージ、首輪、ハーネス、リードなど、愛犬の動きを安全に管理できる道具が欠かせません。
普段は落ち着いている犬でも、大きな揺れ、警報音、雷のような音、人の混雑などでパニックになる可能性があります。
「うちの子は逃げないから大丈夫」と考えず、普段以上に脱走対策を意識しましょう。

キャリーはサイズだけでなく「運べるか」を確認
元資料では、リッチェルの「キャンピングキャリーファイン ダブルドア」などが避難用キャリーの例として紹介されています。
Sサイズは体重8kg以下、Mサイズは12kg以下が目安とされ、折りたたみタイプでは犬の体格に応じた複数サイズが用意されています。
ただ、防災用品として見るなら、商品ごとの細かな寸法を覚える必要はありません。
確認したいのは、犬が無理なく入れるか、扉が確実に閉まるか、そして犬を入れた状態で飼い主さんが運べるかです。
ここはカタログだけでは分かりにくいところですよね。
愛犬をキャリーに入れ、防災バッグを持って、玄関まで実際に歩いてみてください。
マンションや2階以上の住まいなら、無理のない範囲で階段を使う場面も想像してみましょう。
キャリー単体では軽く感じても、愛犬の体重が加わると負担は大きく変わります。
防災バッグ、水、人間用の荷物まで同時に持つことを考えると、「入るキャリー」だけでなく「避難できるキャリー」かどうかを確かめることが大切です。
キャリーは普段から「安心できる場所」にする
環境省も、同行避難に備えて、日頃から犬をキャリーバッグやケージに入ることへ慣れさせておく必要があるとしています。
動物病院へ行く日だけキャリーを出していると、犬によっては「これが出てくると嫌なことが起こる」と警戒することがあります。
普段から扉を開けて部屋に置いたり、中でおやつを食べたりしながら、「入ると落ち着ける場所」にしておくとよいでしょう。
災害当日に初めて押し込むのではなく、日常生活の延長として使える状態にしておくことが理想です。
リードは伸びないタイプと予備を準備
環境省の改訂案では、避難用品として予備の首輪と伸びないリードが挙げられています。
避難所周辺は多くの人や車、ほかの動物が行き来する可能性があります。
伸縮式リードを長く伸ばしてしまうと、突然の動きを制御しにくくなる場面も考えられます。
ハーネスを使っている場合も、後ずさりした時に抜けないサイズか、一度確認しておきましょう。
首輪やハーネス、リードは日頃の散歩用品ですが、災害時には愛犬の脱走を防ぐ命綱になります。
迷子札・マイクロチップ・写真も防災グッズ
大きな音や揺れに驚いて犬が逃げてしまうことも想定しておかなければなりません。
首輪には迷子札を付け、名前と飼い主の連絡先が読める状態か確認しましょう。
マイクロチップを装着している場合も、登録された住所や電話番号が古いままになっていないか確認しておきたいですね。
さらに環境省の改訂案では、ペットの写真について、印刷物だけでなくスマートフォンなどにも保存しておく方法が挙げられています。
愛犬だけの写真に加え、飼い主さんと一緒に写っている最近の写真も残しておくと、いざという時に状況を説明する材料になります。
全身の模様が分かる写真、顔が分かる写真、飼い主さんと一緒の写真を数枚用意しておくと整理しやすいですよ。
トイレ・健康情報・衛生用品はどう備える?
フードやキャリーに目が向きがちですが、数日以上の避難生活を想定すると、排泄や衛生への備えも欠かせません。
特に避難所では多くの人が生活します。
犬が好きな人ばかりではなく、動物が苦手な方やアレルギーのある方もいます。環境省も、避難所では周囲への配慮とルールの遵守が必要だとしています。
ペットシーツと排泄物処理用品をセットで
防災バッグには、普段使っているペットシーツと、排泄物を入れる袋をまとめて入れておきましょう。
元資料では、シーツを装着した状態で丸めて収納できる携帯用シーツトレーも一例として紹介されていました。
ただし、携帯トイレを買えば準備完了ではありません。
犬は足裏の感触や場所が変わると、いつものように排泄できないことがあります。
自宅で一度広げて使わせてみたり、普段と違う場所でもシーツで排泄できるか練習したりしておくと安心です。
屋外でしか排泄しない犬の場合、豪雨や台風、道路の危険などで外へ出られない状況も考えておきたいですね。
ワクチン・既往症・健康状態をまとめておく
犬の健康情報も、大切な「防災グッズ」のひとつです。
環境省の改訂案では、ワクチン接種状況、既往症、薬、検査結果、健康状態、かかりつけ動物病院などの情報を準備しておくことが挙げられています。
紙のペット手帳だけに頼るのではなく、必要なページをスマートフォンで撮影しておく方法もあります。
逆にスマートフォンだけでは、充電切れや故障時に確認できなくなります。
紙とデジタルの両方を持つという考え方が、私は現実的だと思います。
タオル・ウェットタオル・袋は用途が広い
命に関わる用品を準備したあと、余裕があれば衛生用品も追加しましょう。
環境省の改訂案では、タオル、ブラシ、ウェットタオルや清浄綿、ビニール袋、匂いのついたお気に入り用品なども挙げられています。
タオルは体を拭くだけでなく、敷物や目隠し、防寒の補助としても使えます。
ウェットシートなどを用意する場合は、犬への使用を想定した製品か表示を確認してください。
避難生活では水を自由に使えない可能性があるため、こうした少ない水でケアできる用品が役立つ場面があります。
ガムテープはキャリーの補修にも役立つ
ガムテープは犬専用品ではありませんが、防災バッグへ入れておくと用途が広い物です。
環境省の改訂案でも、キャリーやケージの補修、段ボールを使ったハウス作り、動物情報の掲示などに使える物としてガムテープやマジックが挙げられています。
犬用品だけで防災バッグをいっぱいにするのではなく、人間用防災用品と共用できる物を考えると荷物を減らしやすくなります。
犬の防災グッズはどう保管する?定期点検と避難シミュレーション
犬の防災グッズは、バッグへ詰めて押し入れに入れた瞬間に完成するものではありません。
フードや水には期限があり、子犬は成長します。高齢犬になれば薬や食事が変わることもあります。
私は、愛犬の防災バッグは「完成品」ではなく、愛犬と一緒に更新していく物と考えるのが分かりやすいと思っています。
定期的に確認したいチェックポイント
少なくとも季節の変わり目や防災用品を見直すタイミングに、次の項目を確認してみましょう。
- フードと水の賞味・消費期限
- 必要な備蓄量
- 薬の種類と残量
- 健康情報やワクチン情報
- 首輪・ハーネスのサイズ
- リードや金具の劣化
- キャリーのひび割れや扉の状態
- 愛犬の最新写真
- 飼い主の住所・電話番号
- マイクロチップの登録情報
- 自治体の避難所情報
- 避難ルート
環境省の2026年改訂案では、プラスチック製の組み立て式キャリーについて、経年劣化による分解や扉の開放を防ぐため、必要に応じてガムテープなどで固定する考え方も示されています。
長く使っているキャリーは、「まだ使えそう」だけで判断せず、接続部分や扉のロックも確認したいですね。
車などへの分散備蓄は保管条件に注意
災害時、いつも防災バッグを置いている場所へ必ず近づけるとは限りません。
そのため、ペットシーツや袋、予備のリードなど、一部を別の場所へ分散させる方法も考えられます。
ただし、車内は季節によって非常に高温になります。
フード、薬、そのほか温度管理が必要な物を車内へ長期間置く場合は、必ずメーカーや薬剤師・獣医師などから示されている保管条件を確認してください。
「分散しておけば安心」ではなく、その物を安全に保管できる場所かまで考えることが大切です。
防災バッグとキャリーを同時に持ってみる
私が特におすすめしたいのが、グッズをそろえたあとに行う「避難シミュレーション」です。
難しい訓練ではありません。
愛犬に首輪やハーネス、リードを付け、必要ならキャリーへ入ってもらい、防災バッグも持って玄関まで移動してみます。
すると、
「キャリーとバッグを同時に持てない」
「水を入れすぎてバッグが重い」
「犬がキャリーへ入らない」
「リードを持つと片手がふさがる」
「玄関の荷物が避難経路を邪魔している」
といった問題に気づくことがあります。
これは商品一覧を眺めているだけでは分かりません。
防災バッグの中身を増やすより、本当に持ち出せるかを一度試すことのほうが役に立つ場合もあります。
環境省も、平常時の備えとして情報収集や避難訓練を位置づけています。
犬の防災で私が重視するのは「グッズ・情報・練習」の3点
ここからは、幼い頃から犬と暮らし、日々の健康管理を続けてきた私自身の考えです。
犬の防災というと、「何を買えばいいの?」という疑問から始まることが多いですよね。
もちろん持ち物は大切です。
でも私は、犬の防災を「グッズ」「情報」「練習」の3本柱で考えると、抜け漏れが減ると思っています。
グッズは、フード、水、薬、キャリー、リード、ペットシーツなどです。
情報は、避難所の場所、同行避難のルール、健康状態、薬、連絡先、マイクロチップ登録情報などです。
そして練習は、キャリーへ入ること、リードを付けて落ち着いて歩くこと、普段と違う場所でも排泄できることなどです。
この3つのどれか一つだけでは、実際の災害で困る可能性があります。
フードがあっても避難先が分からない。キャリーがあっても犬が入らない。避難所が分かっていても、その施設のペット受け入れ方法を知らない。
そんな「持っているのに使えない」を減らすことが、犬の防災ではとても重要です。
「防災用品」と「普段用品」を分けすぎない
長く犬と暮らしてきて感じるのは、犬は人が思う以上に「いつもと違う物」に敏感なことがあるという点です。
だからこそ、防災専用品だけをそろえるより、普段から使っている物を一部そのまま防災へ取り入れる方法が向いているご家庭もあります。
いつものフード。
いつものリード。
普段から入っているキャリー。
馴染みのある匂いがついたタオルやおもちゃ。
災害という大きな環境変化の中で、「いつも通り」が少しでも残っていることは、飼い主さんにとっても扱いやすいですよね。
環境省も、日頃からの基本的なしつけや健康管理、さまざまな環境へ慣らしておくことを災害への備えの基本としています。
2026年現在、国のペット防災ガイドラインは改訂が進行中
もう一つ押さえておきたいのは、ペット防災の考え方自体も更新されているということです。
環境省は東日本大震災などの経験を踏まえてガイドラインを整備し、その後も熊本地震などの教訓を反映してきました。
さらに令和6年能登半島地震での対応を検証し、2025年度から2026年度にかけて「人とペットの災害対策ガイドライン」の改訂作業を進めています。2026年6月には改訂案についてパブリックコメントも実施されました。
つまり、防災情報は一度覚えればずっと同じとは限りません。
この記事で紹介した持ち物を準備すると同時に、実際に災害が迫っている時や避難を検討する時には、環境省やお住まいの自治体が公表する最新情報を確認することも忘れないようにしてくださいね。
まとめ|犬の防災グッズは5〜7日分の備蓄と避難準備をセットで
犬の防災グッズでは、フードと水、療法食や薬、キャリー、伸びないリード、首輪・ハーネス、ペットシーツ、排泄物処理用品、身元確認情報を優先して準備しましょう。
環境省が2026年6月に公表したガイドライン改訂案では、フードと水について少なくとも5日分、できれば7日分以上が示されています。健康情報として、ワクチン接種状況、既往症、薬、検査結果、かかりつけ動物病院などを準備する考え方も盛り込まれています。
そして、「同行避難」は愛犬と安全な場所まで避難する行動を指し、避難所で必ず一緒の部屋に入れるという意味ではありません。ペットの受け入れ方法は地域や施設によって異なるため、平常時から自治体のルールを確認しておくことが大切です。
防災用品を買ったら終わりではなく、キャリーへ入る練習をする、給水器を実際に使う、防災バッグとキャリーを一緒に持ってみる。
「持っている」から「使える」へ変えることが、愛犬を守る備えにつながります。
全部を今日そろえなくても大丈夫ですよ。
まずは愛犬のフードと水が何日分あるか、キャリーとリードをすぐ取り出せるか、地域の避難所がペットをどのように受け入れるのか。この3つから確認してみましょう。
よくある質問
犬の防災グッズは何日分用意すればいいですか?
環境省が2026年6月に公表した「人とペットの災害対策ガイドライン」改訂案では、ペットフードと水について少なくとも5日分、できれば7日分以上とされています。
まず1週間程度を目標に、愛犬が1日に食べる量・飲む量から必要量を計算してみると分かりやすいでしょう。
犬と同行避難すれば避難所で一緒に過ごせますか?
必ずしも同じ部屋で過ごせるわけではありません。
環境省が使う「同行避難」は、ペットと一緒に安全な場所まで避難行動をすることを指します。避難所での飼養場所や受け入れ方法は施設によって異なるため、自治体の最新情報を事前に確認してください。
犬の防災でキャリーは必要ですか?
避難時の脱走防止や安全な移動に役立つため、準備しておきたい用品の一つです。
ただし、持っているだけでは十分ではありません。環境省も、同行避難に備えて普段からキャリーやケージに入ることへ慣れさせるよう案内しています。
執筆:のん/ベテラン愛犬家主婦ライター



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