雨の日の犬の散歩は、毎日必ず行く必要はありません。排泄の必要性・雨風の強さ・犬の嫌がり方・年齢や体調・帰宅後に十分なケアができるかを見て、「行く・短くする・休む」を選びましょう。
外でしか排泄しない犬なら小雨の時間に短く外へ出る、雨を強く嫌がる犬や体調が気になる犬なら室内遊びに切り替えるなど、その日の愛犬に合わせることが大切です。
犬の散歩は雨の日でも必要?5つの判断基準で決めよう
「犬を飼ったら、雨の日でも毎日散歩へ行かないといけないのかな」と悩む飼い主さんは多いですよね。
結論からいうと、雨の日の散歩は「必ず行く」「必ず休む」の二択ではありません。
私なら、まず次の5つを確認します。
- 排泄:外でしかトイレができないか
- 天候:小雨か、大雨・強風・雷など危険な状況か
- 犬の反応:雨でも歩きたがるか、強く嫌がっているか
- 年齢・体調:子犬、シニア犬、体調不良など負担を減らしたい状態か
- 帰宅後のケア:濡れた体や肉球を洗い、十分に乾かせるか
ざっくり整理すると、強い雨風なら見送り、外排泄だけなら小雨時に短時間、強く嫌がるなら室内遊び、元気で雨を嫌がらないなら安全を確保して短めに散歩という考え方が分かりやすいでしょう。
これは「何分歩けば正解か」ではなく、今日の愛犬にとってどの選択が負担を減らせるかを考えるための基準です。
参考となるワンクォールの記事は2022年7月4日に公開され、2025年6月5日に更新されています。監修は博士(獣医学)で、獣医動物行動学を専門とする茂木千恵獣医師です。
同記事では、雨の日の散歩にはメリットと注意点の両方があり、犬の状態や飼い主さんの生活に応じて工夫する考え方が紹介されています。
また、2024年7月16日公開のawamizの記事では、Your Petia所属でドッグトレーナー歴10年の出口先生(Ayaka Deguchiさん)が、大雨や強風時には無理をして散歩する必要はないという趣旨の解説をしています。
専門家の情報を見ても、大切なのは「雨でも毎日同じ散歩をすること」ではなく、天候と犬の状態に合わせて内容を変えることだと分かります。
雨の日に犬が散歩を嫌がるなら無理に連れ出さない
雨音を聞いた瞬間に玄関から離れたり、外へ出ても立ち止まったりする犬もいます。
その理由は、濡れる感覚が嫌、レインコートの着心地が苦手、雨音や傘の動きが怖いなど、犬によってさまざまです。
強く嫌がっている犬を無理に引っ張って歩かせるより、室内で体や頭を使う遊びに切り替えたほうがよい場合があります。
とくに、震える、尻尾を強く巻く、何度も家へ戻ろうとするなど明らかな不安が見える場合は、その日は散歩を休む判断も考えてあげたいところです。
一方、散歩を休んだ日に落ち着かない、遊びへの要求が増えるなど普段との違いがあるなら、雨が弱まった時間を選び、短時間だけ外へ出す方法もあります。
ここでの目的は「いつもの散歩を完遂すること」ではありません。
排泄を済ませたり、少し匂いを嗅いだりして気分転換できたら帰宅する、という雨の日用の散歩に切り替えてみましょう。
外でしかトイレをしない犬は小雨の時間を活用する
雨の日に最も困りやすいのが、外でしか排泄できない犬ですよね。
ワンクォールの記事では、排泄を長く我慢することによる負担や、膀胱炎などとの関連についても注意が示されています。
ただし、排泄を我慢したから必ず病気になるという意味ではありません。排尿の回数や健康状態には個体差があるため、心配な変化がある場合は獣医師へ相談することが大切です。
外排泄が習慣になっている犬なら、一日中我慢させるよりも、天気予報や雨雲の動きを確認して雨脚が弱まった時間に排泄目的の短い外出をするほうが現実的でしょう。
また、将来に備えて室内排泄もできるようにしておくと安心です。
ワンクォールの記事では、排泄時に「ワンツー」など毎回同じ言葉をかけ、排泄行動と言葉を結び付けていく方法も紹介されています。
屋外で排泄しやすい素材や環境に近い場所を用意し、少しずつ室内や屋根のある場所での排泄に慣らすという考え方もあります。
室内トイレは雨の日だけの対策ではありません。
台風などで外出が難しい日、災害時、犬が高齢になって長い散歩が負担になったときにも選択肢を増やしてくれます。
子犬やシニア犬は年齢だけでなく体調も見る
子犬やシニア犬だから「雨の日は絶対に散歩禁止」というわけではありません。
ただ、成犬と比べて体温調節や体力に配慮が必要な場合があり、濡れたまま長時間過ごさないよう注意したいところです。
元記事でも、子犬やシニア犬については雨による冷えや体調変化に配慮する必要性が解説されています。
ここは個体差が大きいため、年齢だけで判断せず、食欲・元気・歩き方・呼吸・震えの有無など、普段との違いを見ることが大切です。
雨の日が1日程度なら、室内遊びへ切り替えて問題なく過ごせる犬もいます。
反対に、雨が続いていて本人が外へ出たがるなら、小雨や雨上がりを選び、短時間の散歩にする方法もあります。
雨の日の犬の散歩にはどんなメリット・デメリットがある?
雨の日の散歩には、運動や排泄だけでなく、外の刺激に触れられるというメリットがあります。
一方で、濡れた体や肉球のケア、滑りやすい路面、視界不良など、晴れの日より注意点が増えます。
雨の日散歩のメリット 雨の日散歩の注意点
運動不足を補いやすい 被毛や皮膚が濡れる
気分転換になる 肉球が水分を含み傷つきやすくなることがある
雨音や濡れた路面など普段と違う刺激を経験できる 路面が滑りやすい
外排泄の犬がトイレを済ませられる 水たまりや泥で汚れやすい
雨具や雨の環境へ少しずつ慣れる機会になる 帰宅後のケアに時間がかかる
大切なのは、メリットがあるから必ず行くのでも、デメリットがあるから全部避けるのでもありません。
その日の愛犬にとってメリットが注意点を上回るかを考えてみると、判断しやすくなります。
雨音や濡れた路面は普段と違う刺激になる
雨の日は、いつもの散歩道でも犬にとって環境が大きく変わります。
雨音、濡れた地面、傘を差した人、レインコート姿の人、水の流れる音など、晴天時には少ない刺激が増えるからです。
一般的に、犬がさまざまな環境や音、物に無理のない範囲で慣れる経験は、生活のしやすさにつながります。
ただし、「慣らすために嫌がっていても歩かせる」という意味ではありません。
雨を怖がっているなら距離を取る、玄関先までで終えるなど、不安を強めない範囲で経験させることのほうが大切です。
レインコートについても、雨の日に突然着せるより、晴れた日に室内で短時間着せてみると、雨と衣類という二つの刺激を同時に経験させずに済みます。
散歩できない日が続く犬には気分転換になる
元記事では、運動や刺激が不足することによるストレスが、吠えや排泄の変化などさまざまな行動に表れる可能性についても触れられています。
だからといって、一日散歩を休んだからすぐに問題が起きるわけではありません。
普段から活動量が多く、雨の日が何日も続いている犬なら、安全に歩ける程度の天候で短く外へ出ることが気分転換になる場合があります。
ここでも犬種や体格だけで決めず、その犬自身の普段の生活量を見ることが大切です。
小型犬でも外遊びが大好きな子はいますし、大型犬でも年齢や体調によって散歩量を減らしたい場合があります。
濡れた肉球と皮膚は帰宅後に確認する
雨の日は肉球が濡れ、水分を含んだ状態が続きます。
その状態で硬い路面や細かな砂利の上を歩けば、普段より刺激を受けやすくなることがあります。
また、被毛が濡れたままだと蒸れやすくなるため、帰宅後はしっかり水分を取ることが大切です。
一般的な日常ケアとしては、足裏、指の間、お腹など濡れやすい場所を確認し、赤み、傷、異物などがないか見てあげましょう。
皮膚の赤みが強い、何度も舐め続ける、痛がる、強い臭いが続くなどの変化がある場合は、単なる雨汚れと決めつけず、動物病院へ相談してください。
水たまりやぬかるみは避ける
水たまりには泥だけでなく、周囲から流れ込んださまざまな汚れが含まれている可能性があります。
ワンクォールの記事でも、汚れた水への接触や舐める行動による衛生面のリスクが取り上げられています。
だからといって、水たまりへ一度入っただけで感染症になると決めつける必要はありません。
できるだけ避け、入ってしまったら帰宅後に足やお腹の汚れをぬるま湯で落とす、という現実的な対応をしてあげましょう。
もしその後に嘔吐、下痢、食欲低下、元気がないなどの体調変化が続く場合は、獣医師へ相談してくださいね。
犬を雨の日に散歩させるときは何に注意する?
雨の日の散歩で私が大切だと感じるのは、晴れの日と同じ散歩を再現しようとしないことです。
時間も距離もコースも、雨の日仕様に変えてしまいましょう。
雨の日の散歩時間は短めの「目的別」にする
「雨の日は何分歩けばいいですか?」と気になる飼い主さんも多いと思います。
ですが、すべての犬に共通する正解の時間はありません。
排泄だけが目的なら、排泄できたら戻る。
少し外の匂いを嗅いで気分転換したいなら、愛犬が嫌がる前に切り上げる。
このように、時間ではなくその日の目的で決めるほうが分かりやすいでしょう。
たとえば普段30分歩く犬でも、雨の日は10分ほどで帰宅するケースも考えられますが、これはあくまで一例です。10分がすべての犬に適した推奨時間というわけではありません。
awamizの記事でも、交通量の多い道路や水たまりの多い場所を避け、自宅近くや雨を避けやすい場所を選ぶ考え方が紹介されています。
遠くまで歩くより、天候が急に悪化してもすぐ戻れる範囲で散歩したほうが安心です。
車やバイクから犬が見えにくくなる
雨の日は運転する側も視界が悪くなります。
犬は人より低い位置を歩くため、暗い時間帯や強い雨ではさらに見えづらくなる可能性があります。
反射材の付いたリードやハーネス、レインウェアなどを使い、存在を認識してもらいやすくする工夫も選択肢です。
道路沿いの大きな水たまりでは、通過する車の水しぶきにも気をつけましょう。
犬が突然の音や水しぶきに驚く可能性があるため、車道から少し距離を取れる場所を歩くと安心です。
飼い主さんの転倒対策も大切
雨の日は犬だけでなく、飼い主さん自身の足元にも注意が必要です。
濡れたタイル、マンホール、側溝のふたなどは滑りやすくなっています。
飼い主さんが転倒すれば、リードを十分に持てなくなり、犬の飛び出しにつながる可能性があります。
ワンクォールの記事では、とくに片手で十分にコントロールしにくい中型犬や大型犬などでは、傘を差して散歩することへの注意も示されています。
犬の力が強い場合は、飼い主さんもレインウェアを使い、両手を使いやすくしておくほうが安全管理をしやすいでしょう。
雨の日の犬の濡れ・汚れ対策は?帰宅後ケアまで準備しよう
雨の日の散歩は、玄関を出る前から準備しておくとずいぶん楽になります。
私は、タオルや足を洗う準備を先に済ませ、帰宅後すぐにケアできる状態を作ってから出発するのがおすすめです。
レインコートは覆う面積より着心地も確認する
犬用レインコートには、背中を中心に覆うタイプや、脚までカバーするタイプなどいろいろあります。
覆う面積が広ければ濡れにくくなりますが、犬によっては着圧感や足を通す感覚を嫌がります。
元記事では、繊細な犬の場合、雨具の着心地が排泄行動へ影響する場合があることも紹介されています。
初めて使うなら、まず室内で短時間着せて歩かせ、普段通り動けるかを確認してみましょう。
固まって動かない、歩き方が大きく変わる、脱ごうとするなど強い違和感が見える場合は、別の形やサイズを検討したほうがよいでしょう。
ドッグブーツは無理なく慣らす
雨の日に肉球を保護する手段として、ドッグブーツを使う方法もあります。
awamizの記事でも、防水性のあるブーツが選択肢の一つとして紹介されています。
ただし、犬は普段は足裏で地面の感覚を確かめながら歩いています。
初めて靴を履けば、不自然な歩き方になる犬も珍しくありません。
雨の日に突然履かせるのではなく、室内で短時間試し、嫌がらないか、ずれないか、歩行を妨げていないかを確認しましょう。
雨の日セットを玄関にまとめておく
雨の日の散歩では、次のような物をひとまとめにしておくと準備しやすくなります。
- レインコート
- 必要ならドッグブーツ
- 洗いやすいリードやハーネス
- 全身用の大きめタオル
- 足やお腹用のタオル
- ブラシ
- 必要に応じてドライヤー
awamizの記事では、革製の首輪やリードなどは雨で傷む可能性があるため、洗いやすい素材や水に強い素材を検討する考え方も紹介されています。
散歩へ行ってから「タオルを出していなかった」と気づくと、濡れた犬を待たせながら準備することになります。
玄関を雨の日専用の小さなケアスペースにしておくと、犬も飼い主さんも落ち着いて帰宅後の作業ができますよ。

帰宅したら全身の水分と汚れを落とす
帰宅後は、まず乾いたタオルで全身の水分を取ります。
ワンクォールの記事では、比較的汚れが少ない部分から順番に拭き、足先など泥の付きやすい場所を後にする方法が紹介されています。
汚れた足を拭いたタオルで背中や顔周りを拭けば、かえって汚れを広げることがあるためですね。
タオルで強くこするより、被毛を包むようにして水分を吸い取ると犬への刺激も抑えられます。
足やお腹が泥だらけなら、無理に拭き取ろうとせず、先にぬるま湯で流すと落としやすくなります。
とくに確認したいのが、肉球と指の間です。
泥や砂が入り込みやすく、水分も残りやすいため、洗ったあとは指の間まで優しく水分を取ってあげましょう。
必要なら犬が嫌がらない距離からドライヤーを使いますが、熱い風を近くから長時間当てないよう注意してください。
耳や目周りも優しく確認する
雨粒は耳や目の周辺にも付きます。
耳の外側や入口付近に水分が残っていたら、柔らかいタオルやコットンなどで優しく押さえるように取ります。
耳の奥まで無理に掃除する必要はありません。
雨の日の散歩後だけでなく普段から、耳を強くかく、頭を何度も振る、赤みや臭いが強いなどの状態が続く場合は、動物病院へ相談してください。
雨の日に犬の散歩ができないときは室内でどう過ごす?
大雨、強風、雷などで外へ出るのが危険な日は、散歩を室内遊びへ置き換えてみましょう。
ポイントは、歩いた距離を埋め合わせるのではなく、「体・鼻・頭」を使う時間を作ることです。
犬の散歩は単なる運動ではありません。
歩く、匂いを嗅ぐ、周囲を見る、飼い主さんとやり取りするなど、複数の刺激が含まれています。
その要素を室内で分けて補ってあげると、雨の日の過ごし方が考えやすくなります。
取ってこいや引っ張りっこで体を使う
ワンクォールの記事では、室内遊びとして「取ってこい(レトリーブ)」などが紹介されています。
おもちゃを追いかけて戻ってくる遊びなら、短い時間でも何度か往復できます。
ただし、フローリングなど滑りやすい床では、急停止や方向転換で足腰へ負担がかかることがあります。
マットやカーペットなど、踏ん張りやすい場所で行いましょう。
ロープなどを使った引っ張りっこも、広いスペースがなくても楽しみやすい遊びです。
興奮しすぎる犬なら、途中で「おしまい」「離して」など普段使っている合図を入れ、一度落ち着いてから再開してみてください。
awamizの記事でも、散歩へ行けない日の室内運動として、ボールやロープを使う遊びが紹介されています。
宝探しやノーズワークで鼻と頭を使う
雨の日の室内遊びとして、私が特に取り入れやすいと思うのが宝探しです。
犬に見えない場所へフードやおもちゃを隠し、匂いを頼りに探してもらいます。
散歩中の犬は、ただ何キロ歩いたかだけで満足しているわけではありません。
草、地面、電柱などさまざまな匂いを確認しながら、鼻と頭を使っています。
そのため、室内でも「匂いを探して自分で見つける」という時間を作れば、外へ行けない日の刺激になります。
タオルの下へフードを1粒隠すところからでも十分です。
難しすぎる場所へ隠すより、最初は簡単に見つけられるようにして、「探すと楽しい」と感じてもらいましょう。
室内遊びでは安全なスペースを作る
外へ出ない日は天候による危険を避けられますが、室内にも注意点があります。
走る遊びをする前に、滑りやすい床、家具の角、割れやすい物などを確認しましょう。
元記事では、ポトス、アロエ、アイビー、ドラセナなど、犬が口にすると問題になる可能性のある観葉植物についても注意が促されています。
遊びに夢中になった犬が普段入らない場所へ行くこともあります。
雨の日だけでなく、犬が動き回るスペースに誤飲しやすい物や危険な植物を置かないことが大切です。
おやつを使うなら一日の量で調整する
宝探しやトレーニングでフードを使うと、犬も楽しみながら取り組みやすくなります。
ただし、散歩時間が普段より短い日に、ご褒美だけをいつも以上に増やすと摂取量が増えます。
小さく分けて使うか、普段の食事から一部を取り分けて宝探しに使うと調整しやすいですよ。
「雨で散歩へ行けないから、おやつをたくさんあげて退屈を紛らわせよう」ではなく、遊びそのものを楽しんでもらうことを意識しましょう。
雨の日の犬の散歩は「5条件」で柔軟に決めるのがいいと私は考える
ここからは、長く犬と暮らしてきた一飼い主としての私の考えです。
雨の日の散歩で迷ったら、私は最初に紹介した「排泄・天候・犬の反応・年齢や体調・帰宅後ケア」の5条件へ戻ります。
たとえば、外でしか排泄できない元気な犬で、小雨なら、短時間外へ出る理由があります。
一方、大雨と強風で、本人も玄関から動きたがらないなら、わざわざいつもの散歩をする必要性は低いでしょう。
シニア犬が少し元気を失っている日なら、雨だけでなく体調を優先したいところです。
このように条件を分けると、「犬は毎日散歩するものだから」という思い込みだけで判断しなくて済みます。
そして私がもう一つ大切だと思っているのが、雨の日対策を雨が降ってから始めないことです。
晴れた日にレインコートへ慣らす。
普段から室内トイレも練習する。
玄関に雨の日セットをまとめておく。
取ってこいや宝探しなど、家で楽しめる遊びを覚えておく。
こうした準備があると、雨の日に急に生活リズムが崩れにくくなります。
雨の日の散歩は「行ったか、行かなかったか」だけで評価する必要はないと私は思っています。
5分だけ外へ出て排泄し、少し匂いを嗅いで帰ってきた。
その後、家で宝探しをしてゆっくり休んだ。
それなら、その犬にとって十分に満たされた一日になることもあります。
飼育経験から感じるのは、犬との暮らしでは毎日同じことをする能力より、その日の状態を見て少し変えられることのほうが大切だということです。
ただし、病気や体調に関する判断は飼い主の経験だけで決めるものではありません。
食欲が落ちた状態が続く、嘔吐や下痢を繰り返す、強い震えがある、足を痛がる、皮膚の赤みが強いなど、雨の日の散歩後に気になる症状が続く場合は、獣医師へ相談してください。
まとめ|雨の日の犬の散歩は「行く・短くする・休む」を選ぼう
雨の日でも、すべての犬が必ず散歩へ行かなければならないわけではありません。
判断するときは、排泄の必要性・雨風の強さ・犬の嫌がり方・年齢や体調・帰宅後にケアできるかの5つを確認してみましょう。
大雨や強風なら散歩を休み、外でしか排泄できない犬なら小雨時に短時間出る。雨を嫌がらず元気な犬なら、安全なコースでいつもより短めに歩く方法があります。
外へ出たあとは、濡れた被毛、肉球と指の間、お腹などを確認し、泥が多ければぬるま湯で洗い流して十分に乾かしてあげましょう。
散歩へ行けない日は、取ってこい、引っ張りっこ、宝探しなどで「体・鼻・頭」を使う時間を作れます。
雨の日の正解は、何分歩いたかではなく、その日の愛犬に合う過ごし方を選べたかどうか。
初めて犬と暮らしていると「今日は散歩を休んでもいいのかな」と不安になるものですが、天候と愛犬の様子を見ながら柔軟に決めて大丈夫ですよ。
よくある質問
雨の日でも犬は毎日散歩したほうがいいですか?
必ずしも毎日、雨の中を散歩する必要はありません。
大雨や強風、犬が強く嫌がる場合、体調が気になる場合などは室内遊びへ切り替えられます。
外でしか排泄できない犬は、雨脚の弱い時間を選び、排泄を中心とした短い外出を検討しましょう。
雨の日の犬の散歩は何分くらいがいいですか?
すべての犬に共通する時間はありません。
年齢、体力、排泄習慣、雨の強さ、犬の反応によって変わるため、「○分歩く」と決めるより、排泄や気分転換などその日の目的を済ませたら帰るという考え方が向いています。
普段より短い散歩を基本にし、震える、歩きたがらない、強く帰りたがるなどの様子があれば切り上げましょう。
雨の日に散歩へ行けないと犬はストレスになりますか?
散歩へ行けない日が続くと、活動量の多い犬では退屈や欲求不満につながることがありますが、一日休んだから必ずストレス問題が起こるわけではありません。
取ってこい、引っ張りっこ、宝探し、ノーズワークなどを使い、室内で体・鼻・頭を使う時間を作ってあげましょう。



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